
住宅を建てるときには、
間取りや設備を気にする人が多いと思いますが、
実は玄関の選び方も大切です。
玄関はまさに家の顔となる場所です。
選ぶときには、様々な視点から判断することが大切です。
まず、玄関ポーチ選びが大切です。
玄関ポーチというのは、玄関の入り口にあたるスペースで、
ここが狭いとかなり使いづらい印象になってしまいます。
また、道路からのアプローチを考えた設計にしなくては、
後で出入りに苦労することになります。
さらに、玄関に屋根を付けると、
天候が悪くなっても安心ですし、
直射日光を避けることができます。
そして、北海道や東北などの豪雪地帯では、
玄関フードの設置も必要です。
玄関フードとは、玄関の周囲をガラスで囲う方法で、
玄関が凍結することを防いだり、
雪や雨による玄関の劣化を防ぐこともできます。
また、玄関の収納を考えるときには、
家族構成について考えることが必要です。
たとえば、現在は夫婦二人暮らしであったとしても、
子供ができたり、両親と同居したりなど
家族構成が変わってくることがあります。
収納スペースが少ないと、後で後悔するかもしれません。
また、玄関には乳母車やスキー用品など、
靴以外を収納することも考えられます。
また、暗くなってから帰宅すると、
電気のスイッチを探すことが困難になってしまうことがあります。
玄関のスイッチは、玄関ドアの周辺にすると点けやすくなります。
そして、玄関を作るときに注意したいのが、セキュリティです。
鍵はもちろんのこと、ドアスコープや郵便受けなどの
設置には注意が必要です。
監視カメラや人感センサーを取り付けることで
防犯性を高めることができます。
また、玄関を設置するときには掃除がしやすいかどうかも重要です。
タイルにはできるだけ掃除しやすい材質を選んでおくと、
雨の日に汚れたとしても綺麗にしやすいですし、
奥行きがいい玄関にすることで、
開放感のある広々とした印象を相手に与えることができます。